生理不順は放置禁止!!かかりがちな女性特有の病気とは
前回の投稿では、生理不順を引き起こす病気についてお話しました。
様々な理由で生理不順が起こりうることを知っていただけたのではないでしょうか。
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『生理不順が引き起こす体への影響とは?|気づけそうで気づけない4つの病気』
今回は「生理不順を放っておくと引き起こす可能性が高い病気」についてみていきましょう。
子宮頸癌(しきゅうけいがん)
子宮頸癌(しきゅうけいがん)とは、子宮頸部(子宮から膣につながる口の細くなっている部分)にできる癌のことを言います。
通常、初期の子宮頸がんは症状がほとんど出ませんが、癌が進行するつれて生理期間が長くなったり、次回の生理までの間に出血があるといった症状がでるようになります。
近年では発症率が著しく増加しており、そのピークは20代~30代に多くみられるといわれています。
※発癌性のHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染によって起こる病気で、性交渉によって感染します。
性交経験のある女性の約80%が、一生のうちに一度は感染すると言われているほど身近なウィルスなのです。
子宮頸がんの予防と早期発見のために出来ることは・・・
- 子宮頸がん検診を毎年受けること
- 子宮頸がん予防ワクチンを接種することです。
子宮頸がんは年齢を問わず、女性に起こり得る特徴的な病気です。
少しでも不安を感じたら早めの診断をお勧めします。
子宮体癌(しきゅうたいがん)
子宮体癌(しきゅうたいがん)とは、胎児を育てる子宮の内側にある子宮内膜から発生する癌のことをいいます。
別名=子宮内膜癌とも呼ばれており、妊娠・出産経験がない人や、長い間生理不順が続いた方になどに多くみられる傾向があります。
子宮体がんは、病状が進行していない早期の段階で出血をおこすことが多く、
「不正性器出血での発見が約90%」
といわれています。
おりものに血が混ざる下腹部の痛みや排尿時の痛みなどが出ることも….。
症状に気がづいたらすぐに医療機関を受診することで早期発見につながります。
おわりに
ご覧いただいたように、女性特有の病気は早期発見が可能です。
定期的に検診を受けると同時に、普段と違う症状だと感じたら、迷わず受診することをお勧めします。