葉酸ってこんなに大事!?妊活・産後におすすめな理由が明らかに
最近話題になっている『葉酸』というものをご存知でしょうか?
『葉酸』とはビタミンB群に属する水溶性ビタミン(水に溶けるビタミン)の一種で、新たに細胞を作る働きを助ける作用があるので”女性の強い味方”ともいわれています。
葉酸が妊活にいい理由
葉酸はビタミンB群の中でも「細胞分裂」「造血作用」を促す作用があり、子宮内の環境を整える効果もあります。
妊娠中の場合は胎児の細胞分裂を助ける大事な役目も果たすので母子ともに必要な栄養分と言えるでしょう。
葉酸が不足すると?
冒頭でお話ししましたように、葉酸には新たに細胞を作る作用を助ける働きがあります。
つまり。葉酸が不足するということは「新たな細胞を作りづらい環境になる」ということです。
この状態は母体にとっても胎児にとっても非常にリスクがあり、『神経管閉鎖障害』という障害を引きおこす可能性が高くなります。
神経管閉鎖障害とは?
神経管閉鎖障害とは、胎児の脳や脊髄などに異常がみられる先天性疾患のことです。
脳や脊髄の中枢神経の元になる「神経管」というものが妊娠4週目あたりから作られますが、神経細胞の分裂が遅れてしまうと「無脳症」や「二分脊椎」といった障害を引き起こす可能性が高くなります。
無脳症
無脳症とは、神経管の細胞が十分ではなく、脳が正常に作られないために発症する症状です。
脳の他には異常がみられないため母体の中では通常の成長をつづけますが、脳が形成されないために流産や死産といった割合が高くなります。
二分脊椎症
二分脊椎症とは、脊髄の形成に異常が生じる先天性異常の症状を言います。
脊髄は神経系にとってとても重要な役割を持ちますが、二分脊椎は脊髄が骨の外にあるため様々な症状や障害を引き起こします。
葉酸が多く含まれている食品
野菜類
ほうれん草、ブロッコリー、切り干し大根、枝豆、春菊、アボガド、エリンギ、マイタケ
※根もの、葉ものは茹でるほうがよいとされている。
肉類・海鮮
レバー(豚・牛・鶏)、牡蠣、煮干し、海苔、しらすぼし、桜エビ、
最後に
いかがでしたか?
妊活中の女性にとって「葉酸」が重要な役割を果たすことがお分かりいただけたかと思います。
摂取しすぎることでの副作用はありませんので、食品やサプリを使って積極的に摂取していきましょう。