妊活・不妊治療中の女性は知っておくべき!【女性ホルモンの種類】について
女性が「妊活・不妊治療中」に気をつけるべきなのは『女性ホルモン』です。
テレビでもよく特集を組まれたりすることがあるので存在はご存知かと思いますが、実際にどのような働きをしているのでしょう?
体への影響や働き方がわからない方もいらっしゃると思います。
ということで、今回は『女性ホルモンの種類とその働き』についてお話していこうかと思います。
女性ホルモンとは?
女性ホルモンとは文字通り「女性が分泌するホルモン」のことです。
ホルモンは『脳下垂体(のうかすいたい)』という脳の一部から命令がでることで分泌されます。
このホルモンのバランスが崩れてしまうと「体調不良や生理不順、精神疾患、冷え性」など、様々な症状が出てしまい体に影響を及ぼします。
十分に睡眠をとり、体を冷やさないなどの対策をして体のバランスを整える必要です。
女性ホルモンはそれだけ「女性の体を支える重要な機能」だといえるでしょう。
女性ホルモンの種類について
”ホルモンが乱れる・バランスが崩れる”とよく聞きますが、具体的に何が起きているのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
女性ホルモンには
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)
という2種類のホルモンがあります。
この2つのホルモンがバランスよく分泌されることで女性の体が女性らしくいられるのです。
1.卵胞ホルモン(エストロゲン)
『卵胞ホルモン=別名・エストロゲン』とは女性が”女性らしさ”を保つために必要なホルモンのことです。
女性の性欲の源ともいわれており、食事としてはキャベツや大豆、マグロなどが分泌を補助してくれることで有名です。
おっぱいの成長や子宮の発育など女性の体が成熟していくために必要なホルモンで、10代はじめから分泌が始まり、30代中ごろまで活動的に続きます。
妊娠や出産にも大きく影響しており、50代になると分泌量が徐々に低下し、閉経(月経が来ない状態)になると言われています。
2.黄体ホルモン(プロゲステロン)
『黄体ホルモン=プロゲステロン』とは月経期に分泌されるホルモンのことです。
卵胞ホルモンの分泌がピークの時に一緒に分泌され、子宮内を妊娠をしやすい状態にしてくれます。
妊娠すればホルモン分泌が継続されますが、できなければ分泌量が減り、子宮内膜が剥がれ落ちて「生理」になります。
ホルモンバランスの乱れとは?
ホルモンのバランスが乱れるというのは、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌バランスが崩れてしまうことをいいます。
一方、もしくは両方の分泌が正常に機能していない、ホルモンが過剰分泌をしているなどがこれに該当します。
遺伝的なものを除いては、「生活環境によるストレス」や「たばこ」「お酒」などが原因とみられます。
妊活をお考えの方は1~2年前には母体を安定させるために飲酒、喫煙はやめるほうがいいでしょう。